2003年7月に軽井沢旅行で立ち寄ったギャラリーで
一目惚れして購入した油彩です。
その当時、毎年 軽井沢へ一人旅していました。
気の向くまま散歩しながら、色々な所に行っていた
頃が懐かしいです。
この絵との出合いは、旧軽井沢沿いにあるギャラリーでした。
ふらっと立ち寄って、この絵の前から動けなくなっていました。
何だか引き込まれてしまうって感じで、もう何時間も見続けていました。
欲しいけど、31歳でしたからまだそんな高いモノ買った事がなくて
買う勇気がなかったので、
「また明日来ます。」とギャラリーの方に伝えると
「絵は出合いだから、一度ギャラリーを出られてまたギャラリーに
来られる方はほとんどいらっしゃらないし、明日いらっしゃった時には
すでに売れてしまっているかもしれません。」
確かにギャラリーを出たら、現実に引き戻されて購入することは
なくなるかもしれないと思いました。
結局ローンを組んで購入し、実家住まいの時には、箱から出して飾ることは
せず、日の目を見る日まで大切にして、そして40歳の時にマンション買って
この絵の定位置が決まりました。
玄関から入って、短い廊下を右に行くとリビングになるのですが、
この絵もカプリの路地を行くと光が差し込めている右側へ曲がれる様子が
重なってここに飾る事を、間取りを見て決めていました。
反転の間取りもあったのですが、この絵を意識して部屋を決めました。
そして、購入した翌年作家のアイリーン・フェットマンさんが来日され
絵画展が開かれるとの事の案内状が届いたのでせっせとこの油彩を持って
行った所、油彩の裏側にメッセージを書いて下さいました。
あの時、この絵に出合って購入して本当に良かったとツクヅク思うのです。
ずーっと大切にします。
それでは、また明日